2014年04月11日

発売中!!写真集「沖縄・高江 ヤンバルで生きる」

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沖縄・高江 やんばるで生きる
注文は高文研に。
http://www.koubunken.co.jp/0550/0542.html

森住 卓 写真・文
解説 三上智恵(映画「標的の村」監督)
●A5判横・144ページ
●2014年4月4日発行
●本体価格2000円
●ISBN978-4-87498-542-7

やんばる(山原)は、沖縄(本)島北部の丘陵地帯をさす。そこはスダジイ(イタジイ)を主木とする深い森におおわれている。この亜熱帯の森に抱かれて、多種多様な生き物たちが生き続けてきた。世界自然遺産の候補地だ。

この森にある米海兵隊北部訓練場の過半の返還が1996年12月に決まった。
ヘリパッドの新設を条件に。東村高江集落を取り囲むようなヘリパッド建設計画だ。
「静かに暮らしたい」と願う住民は国の工事強行に反対している。

高江は、人口160名ほどの小さな集落。映画「標的の村」の舞台でもある。
2012年10月に沖縄に配備されたオスプレイが、低空飛行やタッチ・アンド・ゴーを繰り返し、もの言わぬ森の生き物や住民を脅かしている。

やんばるのすばらしい自然と、そこで暮らす決意をした人びとの日常を、カラーを含む117枚の写真で伝えるフォト・メッセージ!

解説を書いた映画「標的の村」監督の三上智恵さんは、解説を以下のように結んでいます。
「忘れられた山村・高江には、この国最大の矛盾と、この国最大の希望が同居している。だからこそ、絶望を希望に変える地場が発生し、人を惹きつけてていくのだろう」
posted by M at 19:17| お知らせ

2014年04月09日

高江の佐久間さんが亡くなりました。

高江の佐久間さんが亡くなりました。4月7日午後、入院先の病院で。
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佐久間さんは住民とともに闘いが始まった時からずっと一緒に闘ってきました。
無欲な人でした。ただひたすらゲート前に座り込んでいました。支援の人が誰もいない時でもずっと。
誰に指図されるでもなく、ずっと座り込んでいました。
道行く人には分け隔てなく,大きな声で挨拶を交わしていました。
防衛局の役人にも、ヘリパッド工事に来た労働者にも「お疲れさん」と。
そして、闘いの結末を見ずに逝ってしまいました。

私の新刊写真集「沖縄 高江 やんばるで生きる」の
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79ページと81ページに佐久間さんの写真を掲載させていただきました。本が病室に届いたときには意識がなく見て貰うことが出来ませんでした。
写真集が出来てきっと喜んで貰えると思っていたのですが残念です。
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住民の会の事務所で支援者から肩もみをしてもらってご満悦の佐久間さん。(2012年1月)

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村の外れのにある高江から東村役場のある平良(タイラ)でヘリパッド建設反対を道行く人にひとりで訴えていた佐久間さん(2012年8月)

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ゲート前で24時間監視用のトレーラーハウス。山甕(ヤマガメ)の厳さんが作ってくれた。(2009年11月)

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お気に入りのトレーラーハウス(2009年11月)

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大型台風襲来の前日、厳さんがトレーラーを安全なところに移動させた。(2010年8月)

佐久間さん 天国で私たちを見守っていてくださいね。
合掌。
posted by M at 19:34| 沖縄 米軍基地