
受信を待つ女性たちでいっぱいの診察室。若い医師に患者の処置について打ち合わせをするレシャードさん。アフガニスタンにはもともとカルテがなく患者の管理を系統的に出来なかった。この診療所で始めてカルテをとり入れて患者の状態を把握できるようにした。
各地の病院を訪ねて、何の病気が増えているのかと尋ねても、「増えている」と医師は答えるが、その裏付けのデーターが欲しいと言うとそれは「ない」と言う。「なぜ?」と不思議に思ったが、カルテを使うことを医師たちが知らなかったのだ。そのためにデーターの集計も蓄積も出来なかったのだ。

なんでも親身になって聞いてくれるレシャード先生に生活のことまで相談する女性の患者さん。