米横須賀基地、核空母GW停泊中の原子炉冷却用電源供給用の発電所は岸壁から海抜3メートルにある。
右側の煙突が3本並んでいる灰色の建物が発電所。
左に空母の先端が見える。
6年前、原子力空母の原子炉の事故が起これば「風下の半数が死亡する範囲は、三浦半島のほぼ全域に・・・・」(東京新聞2006年6月15日)というショッキング
な記事が掲載された。原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀配備の2年前だ。
しかし、この検証もされず横須賀に60万キロワット級の原子炉が居座って5年目になる。
もし、活断層が動き直下型地震が発生したら。
三浦半島北部活断層の存在が指摘されM7の地震はこの30年間に6−11 %の確立で発生すると予測されている。
さらに、相模湾や駿河湾沖を震源とするプレート型地震が起きた場合は海底の隆起や津波の引き潮で核燃料の冷却不能に陥り、
津波の時3,1m以上の引き潮で空母の艦底部は海底に着いて座礁する危険もある。
さらに、原子炉2次冷却用海水は引き潮のため取水出来なくなる。
14メートル以上の高波で空母が陸上に押し上げられる。
海抜3メートルの発電所は津波で浸水または水没する。
津波が来なくても建物の崩壊、液状化、火災などで発電所からの電力供給出来なくなれば冷却不能に陥り原子炉のメルトダウンも起こる。
GWは横須賀港を母港にしている。昨年11月22日に入港し改修のためすでに半年以上停泊している。
要するに60万Kwの原子炉が首都中心部から40キロしか離れていない東京湾の入り口に存在していることになり、その危険性は日常化していると言える。
米軍当局は「何重にも防護しているから安全だ」と繰り返しているが、福島の事故を経験した私たちは
もう、騙されないようにしよう。